タイ 女性 一人旅 安全|在住3年の視点で「治安・宿泊先・移動手段・緊急連絡先」を整理

この記事でわかること

  • 外務省 海外安全情報では深南部4県の一部を除く主要観光地がレベル1(十分注意)に整理(2026年時点・最新は要確認)
  • 女性一人旅で押さえる軸は「事前確認・宿選び・移動・服装と所持品・ナイトライフ・緊急連絡先」の6つ
  • 宿選びは24時間レセプション/セーフティボックス/立地/口コミ/チェックインの5軸で見る
  • 移動はGrab・BTS/MRT・タクシー・トゥクトゥクの使い分け。深夜帯はGrabが目安
  • 緊急時はツーリストポリス1155・救急1669・在タイ日本国大使館を事前にスマホ保存

公的情報源: 外務省 海外安全情報(タイ)/在タイ日本国大使館「安全の手引き」/厚生労働省検疫所 FORTH

「タイに女性一人で行きたいけれど、本当に大丈夫だろうか」「現地で何に気をつければいいのか、体系立てて知りたい」と感じる方は多いと思います。本記事では、女性一人旅の準備から現地での過ごし方、緊急時の対応までを、公的情報源と現地の生活視点を組み合わせて整理してお手伝いします。

結論を先に書きます

タイは外務省 海外安全情報の区分上、深南部(ヤラー・パッタニー・ナラティワート・ソンクラー4県の一部)を除く大半の地域がレベル1(十分注意)に整理されている国です(2026年時点・最新情報は外務省サイトで確認してください)。

ただし「安全」と一括りにできる話ではなく、エリア・時間帯・行動パターン・宿泊先選びで、体感する治安は大きく変動します。「ここに気をつければ何があっても大丈夫」と短絡できる根拠は、公的情報源を読む限り確認できません。だからこそ大切なのは、6つの軸を組み合わせてリスクを下げるという考え方です。

この記事の要点
  • 主要観光地はレベル1(十分注意)。日本国内と同じ感覚では過ごさない
  • 女性一人旅で多いトラブルはスキャム・飲み物混入・置き引き・性的トラブルの4類型
  • 宿と移動の選び方が体感治安を左右する最大の要素
  • 緊急連絡先を事前にスマホ保存しておくだけで、いざという時の動きが変わる

なお治安状況・入国条件・医療体制は時期により変動します。本記事は安全の保証ではなく、公的情報源と現地視点で整理した一般情報です。渡航直前には外務省 海外安全情報(タイ)の最新情報をご自身で確認してください。

目次

タイの治安はどう整理されている?公的情報源で前提を押さえる

結論として、タイの主要観光地は外務省の区分でレベル1(十分注意)に整理されています。準備に入る前に、この前提を公的情報源で押さえておくと、現地での判断軸が組み立てやすくなります。

外務省 海外安全情報のレベル区分

外務省は海外安全情報を4段階で整理しています。レベル1=十分注意、レベル2=不要不急の渡航中止勧告、レベル3=渡航中止勧告、レベル4=退避勧告です。

レベル意味タイの状況(2026年時点)
レベル1十分注意バンコク・ホアヒン・チェンマイ・プーケット等の主要観光地
レベル3渡航中止勧告深南部(ヤラー・パッタニー・ナラティワート・ソンクラー4県の一部)

レベル1は「危険ではない」という意味ではありません。「渡航にあたって特別な注意が必要」という区分です。観光客を対象としたスキャム・置き引き・スリは、レベル1のエリアでも一定の発生が報告されてきました。最新の指定状況は外務省サイトでご確認ください。

タイ国政府観光庁・在タイ日本国大使館の整理

タイ国政府観光庁(TAT)は観光客向けの安全情報・緊急連絡先(ツーリストポリス1155)を多言語で案内しています。在タイ日本国大使館「安全の手引き」は、最近の犯罪傾向・巻き込まれやすいトラブル類型・緊急連絡先を体系的に整理した資料です。

同手引きでは、女性が遭遇しやすいトラブルとして、ぼったくり・観光地スキャム・飲み物への薬物混入・置き引き・スリ・性的トラブルなどが整理されてきました。日本国内では発生頻度が低い類型が含まれるため、前提知識として押さえておくのが穏当です。

「比較的安全」という表現に注意する

旅行系メディアでは「タイは比較的安全」と表現されることがあります。観光インフラ(BTS・MRT・配車アプリ・国際病院・ツーリストポリス制度)が整備されているのは事実です。

一方で、「比較的安全」という相対評価が「完全に安全」と読み替えられると、現地で必要な注意が手薄になりがちです。本記事では「公的情報源では〜と整理されている」「現地で見てきた範囲では〜の傾向があった」という形で並べていきます。

女性一人旅で遭遇しやすいトラブル4類型

女性一人旅で遭遇しやすいとされるトラブルは、大きく4類型に整理できます。網羅的なリストではなく、頻度が高いとされる論点です。

  1. 観光地スキャム(ぼったくり・偽ガイド・宝石詐欺)
  2. 飲み物への薬物混入(ナイトライフ・夜のバー)
  3. 置き引き・スリ(駅・市場・トゥクトゥク・空港)
  4. ナイトライフでの性的トラブル・ストーカー類型

類型1:観光地スキャム(ぼったくり・偽ガイド)

バンコクの王宮周辺・カオサン通り、チェンマイ旧市街、プーケット・パタヤのビーチ周辺で、観光客向けのスキャムが大使館の整理に長年掲載されてきました。「王宮は今日閉まっているから別の寺に案内する」と話しかける人、偽ガイドによる宝石店への連れ込み、ぼったくり料金のトゥクトゥクなどが代表例です。

対応の目安は次の3点です。観光地で声をかけてきた人が紹介する店・移動手段は利用しないこと、正規の入場時間を公式サイトで事前確認すること、人力車・トゥクトゥクは事前に料金交渉することです。

類型2:飲み物への薬物混入

外務省・在タイ日本国大使館は、「飲み物に薬物が混入され、所持品を奪われる、または性的トラブルに巻き込まれる事案」を、女性旅行者を中心に繰り返し注意喚起してきました。

公的注意喚起で繰り返し強調されてきた基本動作は次のとおりです。

  • 親しげに話しかけてきた相手から飲み物を受け取らない
  • 席を離れて戻った後の飲み物は飲まない
  • 自分のグラスから目を離さない
  • 缶・瓶のドリンクを自分でキャップを開けてから飲む

類型3:置き引き・スリ

BTS・MRT駅構内、サイアム・チャトチャック市場、空港周辺、トゥクトゥク乗車中の置き引き・スリは、邦人トラブルの中で頻度が高い領域として整理されてきました。スマホをテーブルに置いて席を立つ、リュックを後ろに背負って雑踏を歩く、といった行動が発生条件になりやすいとされます。

対応の目安は、スマホ・財布を常に体の前で管理する(斜めがけ)こと、市場や駅ではリュックを前抱えにすること、現金とカードを分散保管すること、パスポートは宿のセーフティボックスに預けることです。

類型4:ナイトライフでの性的トラブル

ナイトライフエリアでの性的トラブル(声かけ・追跡・ホテル前まで送ろうとする等)は、女性渡航者に発生する事案として繰り返し整理されてきました。スクンビット・カオサン、プーケット・パタヤのビーチクラブ周辺などが対象として注意喚起されてきた領域です。

基本動作は、初対面の人にホテル名を伝えないこと、ホテルまでの送迎を断り一人でGrabで戻ること、困った時はツーリストポリス(1155)に電話することです。相手が親切そうに見えても、日本国内と同じ感覚で「悪い人ではなさそう」と判断するのは慎重になるのが穏当だと感じています。万が一被害に遭った場合は、ためらわず在タイ日本国大使館・ツーリストポリスへの相談を選択肢に入れてください。

エリア別の安全度|バンコク・ホアヒン・チェンマイ・プーケット

エリアごとに、見てきた範囲での傾向を整理します。「治安の良し悪し」を一括ジャッジするものではなく、「このエリアではこの類型が多い」という目安としてお読みください。

エリア日中の傾向夜間の注意点
バンコクサイアム・スクンビット・BTS沿線は過ごしやすいカオサン深夜帯・タニヤ周辺はGrab移動が穏当
ホアヒン王室保養地で比較的穏やか・散策しやすい街灯の少ない浜辺の深夜散策は単独で行わない
チェンマイ旧市街は徒歩・自転車で過ごしやすいナイトクラブ深夜帯は飲み物管理・帰路Grab
プーケット・パタヤ日中のビーチ・ホテル周辺は過ごしやすいバンガラ通り等は声かけ・混入の注意喚起あり

バンコク(カオサン・スクンビット・サイアム)

バンコクは安全に過ごせるエリア(サイアム・スクンビットのホテル街・BTS沿線)と、注意を要するエリア(深夜のクラブ街・王宮周辺の声かけ多発地点)が混在しています。移動はBTS・MRTが安全度・利便性ともに高い印象で、観光地アクセスはこの2路線の組み合わせが目安です。深夜帯はGrabを使うのが穏当です。

ホアヒン(在住者目線)

ホアヒンは王室の保養地として整備された比較的穏やかなリゾート地で、人口密度・観光客密度がバンコクほど高くありません。生活者として見てきた範囲では、深夜帯の主要道路も比較的落ち着いた印象でした。ただし「比較的穏やか」と「完全に安全」は別の話で、置き引き・スリ・スキャムは観光地である以上、一定の発生は前提として整理しておくのが穏当です。

チェンマイ・プーケット・パタヤ

チェンマイ旧市街は日中の女性一人旅は過ごしやすいエリアとして見られてきました。ナイトバザールは人通りが多い一方、混雑時の置き引き・スリは発生事例が整理されています。プーケット・パタヤのナイトライフが活発なエリアは、深夜帯の声かけ・客引き・性的トラブル・飲み物混入の注意喚起が繰り返し出てきた領域です。

エリアの安全度は時間帯・行動パターンで大きく変動するため、エリア単体での評価よりも「何時にどう動くか」のセットで考えるのが穏当な順番です。

出発前72時間に整える準備|たびレジ・保険・通信・現金

出発前の準備は「出発前72時間・搭乗前6時間・到着初日24時間」の段階で整えておくと、現地でのトラブルに対応しやすくなります。なかでも出発前72時間で押さえる項目を整理します。

たびレジ登録・海外安全情報の確認

最優先項目が、外務省の海外旅行登録システム「たびレジ」への登録です。渡航先の安全情報がメールで届く無料サービスで、緊急時は大使館からの連絡を受け取りやすくなります。同時に外務省 海外安全情報の最新の指定状況・直近の事件情報を確認しておくと、現地での判断材料が整理しやすくなります。

あわせて、海外旅行保険の最終確認・パスポート有効期限(入国時残存6ヶ月以上が一般的)・宿泊先と帰国便の控え・緊急連絡先のスマホ保存をまとめて整えておくのが目安です。

海外旅行保険の選び方

海外旅行保険は女性一人旅で押さえる重要な軸です。クレジットカード付帯保険は、傷害死亡補償が数百万〜1,000万円台、治療費補償が100万〜300万円程度のケースが多く、海外での重症入院(数百万〜1,000万円超)には不十分な可能性が出てきます。

そこで「クレジット付帯保険+上乗せ加入」の組み合わせが標準的な構成として整理されてきました。保険金請求に必要な書類(領収書原本・診断書・被害届)は現地で取得するため、保険会社の現地サポートデスク(多くは24時間日本語対応)の連絡先を事前保存しておくのが基本動作です。本記事は保険商品の推奨ではなく整理の一般情報です。商品選択は各保険会社の最新パンフレットでご確認ください。

通信・現金・カードの3軸管理

現地通信は「日本の海外パケット」「現地SIM(dtac・AIS・TrueMove)」「eSIM」の3パターンが現実的です。Grabや地図アプリは現地の必須インフラなので、通信が途切れる空白時間を作らないのが目安です。

現金は「日本円を多めに持って現地両替」「クレジットカード」「デビット/プリペイドカード」の3軸を組み合わせるのが基本構成です。1日3,000〜5,000バーツ程度を上限に分散して持ち歩き、残りは宿のセーフティボックスに預ける管理が、置き引き・スリ被害時の損失を最小化する基本動作として整理されてきました。

宿泊先選びの5つの目安

宿泊先選びは、女性一人旅の安全性を左右する最大の軸です。価格・立地・口コミだけで決めず、安全性の観点で5つの目安を組み合わせて判断するのが穏当です。

  1. 24時間レセプション・セキュリティ体制
  2. セーフティボックス・部屋の鍵構造
  3. 立地(駅・主要道路から徒歩圏内)
  4. 口コミ(女性一人客の比率・実名レビュー)
  5. チェックイン時の部屋番号の扱い

目安1〜3:体制・設備・立地

最優先は24時間有人レセプションです。深夜到着・体調不良・トラブル時にすぐスタッフへ連絡できる体制があるかは、宿の安全性を測る基本軸です。フロントが日中のみのサービスアパートメントは、深夜のセキュリティが手薄になりやすい構造があります。

設備面では、客室内のセーフティボックス(暗証番号式)と、カードキー+デッドボルトの2段階の鍵構造があると安心感が高い印象でした。立地は「駅から徒歩5分以内」など、夜間の移動距離が短く済むエリアを選ぶのが目安です。

目安4〜5:口コミとチェックイン

予約サイトの口コミは、「Solo female traveler」「女性一人」で絞り込み、実名・写真付き・複数年の継続的レビューがある宿を優先するのが目安です。星の数だけで判断せず、ネガティブ評価に「セキュリティ」「夜間スタッフ」「立地の暗さ」が含まれていないか確認しておきます。

チェックイン時に大きな声で部屋番号を伝える宿は、周囲に部屋番号が知られる構造になります。部屋番号を静かに渡すスタイルの宿は、運営側の安全意識が比較的整理されている印象でした。ロビーが混雑している場合は、後で改めて静かに確認するのも一手です。

5つの目安は、すべて満たす宿を探すというより「いくつ満たしているか」で総合判断する軸です。本記事は特定の宿の推奨ではなく、選び方の目安を整理した一般情報です。

移動手段4類型の使い分け|Grab・BTS/MRT・タクシー・トゥクトゥク

タイの移動は4類型が代表的です。それぞれにメリットとリスクがあり、時間帯・距離で使い分けるのが基本構成です。

  1. 配車アプリ Grab(最優先・深夜帯特に推奨)
  2. BTS・MRT(バンコクの日中移動・高い安全度)
  3. 流しのタクシー(料金交渉とメーター確認)
  4. トゥクトゥク・バイクタクシー(短距離・観光体験向き)

Grab・BTS/MRT(基本の2軸)

配車アプリ Grab は、タイ全土で広く普及し、女性一人旅では安全度が高い移動手段として整理されてきました。事前に料金が確定する・ドライバー情報と車両ナンバーが表示される・GPSで位置情報を共有できる仕組みが、流しのタクシーよりリスクを下げます。深夜帯の移動・空港アクセス・ナイトライフからの帰路はGrabを優先するのが目安です。

バンコクのBTS(高架鉄道)・MRT(地下鉄)は、安全度・コスト・速度のいずれも優れた公共交通です。朝夕のラッシュ(7-9時/17-19時)は混雑するためスリに注意し、深夜は運行終了するため終電時間を事前確認しておきます。

タクシー・トゥクトゥク(料金トラブルに注意)

流しのタクシーは、メーターを使わず料金交渉してくる・遠回りで料金を上げる、といった事例が大使館整理に繰り返し登場してきました。乗車時に「Use meter please」と確認し、拒否されたら別の車両を選ぶのが基本動作です。

トゥクトゥク・バイクタクシーは短距離移動・観光体験としては魅力的ですが、料金交渉が必要・シートベルトなし・事故時の保険補償が薄いという構造があります。バイクタクシーを女性一人で深夜帯に利用するのは推奨されない移動手段として整理されてきました。

  • 日中・近距離:BTS/MRT または徒歩
  • 日中・中距離:Grab が安定
  • 深夜帯:Grab 一択
  • 観光体験で短距離だけ:トゥクトゥク(料金は事前交渉)

服装・所持品・現金管理の現場目安

タイは仏教国で、寺院訪問時のドレスコードが整備されています。観光地での所持品管理は置き引き・スリ予防の基本動作です。

寺院・観光地での服装ルール

主要寺院(ワットポー・ワットアルン・ワットプラケオ等)では、肌の露出を控える服装規定があります。「肩を覆う」「膝が隠れる長さ」「裸足は不可」が標準です。タンクトップ・ショートパンツのままでは入場を断られるため、薄手のショールとロングスカートを用意しておくのが目安です。入場口で簡易ラップを貸し出す寺院もありますが、衛生面・着回しを考えると自前持参が快適でした。

スマホ・財布の持ち方と分散管理

人混みのあるエリアでは、リュック・トートバッグは前抱え、ショルダーバッグは斜めがけにするのが基本動作です。「自分のスマホ・財布が常に体の前にあるか」を、移動中に1時間に1回ぐらいセルフチェックする習慣をつけておくと、被害確率は下がりやすい印象でした。

現金とカードは、3箇所以上に分散して持つのが基本です。

  • メイン財布(持ち歩き用・1日分の現金とカード1枚)
  • サブ財布(宿の貴重品ボックス・予備現金とカード1枚)
  • 緊急用(小ポーチ・少額のドルまたはバーツ)

カード会社の緊急連絡先(24時間日本語対応・カード裏面記載)は、スマホとは別にメモを携帯しておくと、スマホごと盗まれた場合にも対応できます。

パスポートの保管

パスポート原本は観光中に常時持ち歩く必要はなく、宿のセーフティボックスに預けるのが目安です。持ち歩くのは顔写真ページのコピーまたはスマホ撮影のスキャン画像で対応できる場面が大半でした。盗難・紛失時の再発行は在タイ日本国大使館 領事業務で手続きが可能ですが、数日〜1週間程度を要するケースが整理されてきました。最新案内をブックマークしておくと緊急時の動きが早くなります。

ナイトライフ・飲食店でのリスク整理

ナイトライフを利用する場合は、公的注意喚起を踏まえて行動を整理しておくのが穏当です。「行ってはいけない」ではなく「リスクを下げる行動の組み合わせを押さえておく」という整理です。

飲み物の取り扱いとクラブ・バーの目安

飲み物への薬物混入は、女性旅行者を中心に繰り返し注意喚起されてきました。基本動作は、自分のグラスから目を離さないこと、席を離れる時は飲み残しを置いていかないこと、他人から飲み物を受け取らないこと、缶・瓶を自分で開けてから飲むことです。

ナイトクラブ・ルーフトップバーの利用は、滞在時間を2〜3時間以内に区切る・行き先と帰路の予定を信頼できる相手に伝える・Grabで往復するのが目安です。一人で深夜まで滞在し続けると、周囲の状況把握が難しくなる時間帯に入りやすい構造があります。

深夜帰宅時の移動手段

深夜帯(22時以降)の帰路はGrab一択にするのが基本動作です。店から声をかけてきた人の車に乗らない、ホテルまで送ろうと申し出てきた相手の車を断る、徒歩で深夜帰宅しないという3点は、大使館の注意喚起と整合します。Grabの待ち時間が長い場合は、外の路上で立ち待ちせず店内で待機してから乗車するのもリスク低減策です。

緊急時の連絡先と医療体制|1155・1669・国際病院

トラブル・体調不良が発生した場合の連絡先を、事前に整理しておくのが穏当です。スマホに番号を保存しておくだけで、緊急時の動きが大きく変わります。

連絡先番号用途
ツーリストポリス1155観光客窓口・英語対応・24時間
救急車1669救急要請(タイ語中心・英語が通じる場合も)
警察191一般の警察通報(タイ語中心)
在タイ日本国大使館公式サイト記載邦人保護・パスポート再発行・通訳調整

大使館・ツーリストポリスの活用

在タイ日本国大使館(バンコク)・チェンマイ総領事館・プーケット領事事務所は、邦人保護・パスポート再発行・現地警察との通訳調整などを担う窓口です。代表電話・夜間緊急電話は「安全の手引き」に整理されています。出発前に番号をスマホに保存し、家族にも共有しておくのが目安です。

観光客向けには、ツーリストポリス(1155・英語対応・24時間)が整備されています。スキャム被害・トラブル時の通報・警察への翻訳調整など、観光客の窓口として活用できます。1155 と 1669 の2つは、スマホの緊急連絡先に登録しておくのが目安です。

国際病院と帰国前後のセルフチェック

タイには日本語通訳が在籍する国際病院(バンコクのバムルンラード・サミティヴェート、ホアヒンのバンコク病院ホアヒン等)があり、海外旅行保険のキャッシュレス対応も多くの病院で整備されています。厚生労働省検疫所 FORTHでは、海外渡航時の健康管理・現地医療情報が整理されており、渡航前に確認しておくと土地勘が定着します。

体調不良・けが・トラブル時は、ためらわず保険会社の現地サポートデスクに電話するのが基本動作です。帰国後も、デング熱の潜伏期間(4〜14日)や下痢・発熱が続いていないかを数週間モニタリングし、気になる症状がある場合は渡航歴を伝えてかかりつけ医に相談されるのが穏当です。本記事は医療判断の代替ではありません。具体的な症状判断はかかりつけ医または現地医師にご相談ください。

タイ女性一人旅に関するよくある質問

Q1:タイは女性一人旅で本当に安全ですか?

「安全」「危険」と一括ジャッジできる話ではなく、エリア・時間帯・行動パターン・宿泊先の選び方で体感する治安は大きく変動します。外務省 海外安全情報では深南部4県(一部)を除く主要観光地はレベル1(十分注意)に整理されています。観光地スキャム・置き引き・ナイトライフの注意喚起は繰り返し登場してきたため、本記事の6軸を組み合わせるのが穏当な順番です。最新の治安状況は外務省サイトでご確認ください。

Q2:英語が話せなくても大丈夫ですか?

主要観光地のホテル・空港・国際病院・ツーリストポリス(1155)は英語対応が一定整備されており、基本英語フレーズと翻訳アプリの併用で、通常の旅行で困る場面は少ない印象でした。タイ語の基本フレーズ(サワディーカー=こんにちは、コップンカー=ありがとう)を覚えておくと、現地の方とのやり取りが穏やかになる場面が多くありました。

Q3:持病・服薬中ですが、タイ旅行は可能ですか?

持病・服薬の有無で渡航可否を一律判断できるものではなく、症状の状態・治療段階・主治医の判断を踏まえてご検討いただく領域です。事前に主治医へ渡航相談する・現地国際病院を事前確認する・処方薬の英文紹介状を発行してもらう、といった準備が基本動作として整理されてきました。最終的な渡航可否はかかりつけ医にご相談ください。

Q4:タイのトイレ事情はどうですか?

主要観光地のショッピングモール・ホテル・国際空港・BTS駅・MRT駅は、清潔な洋式トイレ(紙完備)が整備されており、困る場面は少ない印象でした。ローカル市場・屋台街・地方のバスターミナルではタイ式トイレ(紙なし)が中心の場所もあるため、ポケットティッシュ・ウェットティッシュを携帯しておくのが目安です。

Q5:タイの食事はお腹を壊しやすいですか?

屋台・ローカル食堂の衛生状態には店舗差があり、生水・氷・サラダ・カットフルーツが胃腸トラブルの代表的な原因として整理されてきました。ボトル飲料を選ぶ・氷は中規模以上の店で頼む・火を通した熱々の料理を選ぶ・強烈な辛さは初日は控える、が予防の基本動作です。激しい腹痛・発熱・血便がある場合は、ためらわず現地国際病院または保険会社の医療サポートデスクにご相談ください。

まとめ:6軸で備えれば、女性一人旅の不安は整理できる

最後に要点を整理します。

  • タイの主要観光地は外務省区分でレベル1(十分注意)。日本国内と同じ感覚では過ごさない
  • 多いトラブルはスキャム・飲み物混入・置き引き・性的トラブルの4類型
  • 宿は24時間レセプション・セーフティボックス・立地・口コミ・チェックインの5軸で選ぶ
  • 移動は深夜帯Grab一択を軸に、時間帯と距離で4類型を使い分ける
  • 1155・1669・在タイ大使館を事前にスマホ保存しておく

不安を「なんとなく怖い」で終わらせず、6つの軸に分解して一つずつ備えれば、判断が安定しやすくなります。あなたのタイ一人旅が、心地よい時間になることを願っています。現地の文化やマッサージ体験を深めたい方は、タイ古式マッサージとは|歴史と特徴の基礎知識タイの屋台・食事と衛生の注意点もあわせてご覧ください。

免責事項

※本記事は公的情報源と現地視点で整理した一般情報であり、安全・体験・医療判断の保証に代わるものではありません。治安・入国条件・医療体制は時期により変動するため、渡航直前には外務省 海外安全情報(タイ)・在タイ日本国大使館「安全の手引き」の最新情報をご自身でご確認ください。トラブルや体調変化には個人差があります。

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この記事を書いた人

Itoです。もともとは総合病院の内科・整形外科病棟でスタッフとして5年間働いていました。薬では届かない慢性的な疲れに何度も向き合ううちに、体の根本に触れる仕事がしたくなり、英語もタイ語もできないままチェンマイの専門学校に2年通いました。帰国後は関西の高級スパで10年セラピストを務め、いまは自分の店を経営しています。現地で学んで驚いたのは、日本で「タイ古式」を名乗る店の多くが、本場の手技とはかなり違うということでした。このサイトでは、店を選ぶときに見るべき基準、自宅でできるセルフケア、施術の効果を引き出す受け方を紹介しています。持病のある方や治療中の方は、かかりつけ医に相談したうえで施術を検討してください。

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